いりたに内科クリニック

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慢性腎臓病について2

腎臓病についてのお話し 

今月は 第2弾として
腎臓の働きを少しお話ししたいと思います。

 

前回、腎臓病は急性と慢性があります。
慢性腎臓病は長い年月をかけて糸球体の一個一個が壊れて悪く病気で、
原因は糖尿病、腎炎、高血圧、加齢による腎硬化症、生活習慣病などがあり、又、
かなり進行しないと症状が現れないのが特徴なので、定期的な受診、治療、食事療法、自己管理が必要とお話しましたが、

 

腎臓病を理解されて頂くには、まず腎臓の働き、大切な腎臓を理解して頂きたいと思います。

 

腎臓は、空豆状の形をして、お腹の後ろ側に左右1ずつあり、人の拳大で、ろ過する役目を持つ、糸球体に血液が入り、血液から水分、老廃物など色々な物質がろ過されます。
尿細管では、ろ過された水分、ほか必要な物質を再吸収して体に戻して最終的にいらないものを尿として排出しているのです。
一日の糸球体での濾過量は150L~180Lその内 99%は再吸収され尿として排出されるのは1日約1L~1.5Lです。
片方の腎臓に糸球体は100万個(両腎で200万個)あるとされています。
その、糸球体の一個一個が長い年月をかけて壊れてろ過できなくなる病気が
慢性腎臓病(CKD)です。
腎臓は2つありますが、残念ながら片方だけ悪くなるのではなく、両腎臓一緒に悪くなります。
前文にも書かせていただきましたが腎臓の役割には
老廃物の除去、アシドーシスの改善、体液の調整、
電解質の調整、血圧の調整、再吸収(必要水分・物質など)、ホルモンの分泌、尿の生成など色々とありますが、そのすべてを腎臓がしております。

腎不全になると前にもお話ししましたが、糸球体が壊れ、体に老廃物が貯まり、尿の生成が出来なくなり、体内のバランスが崩れ、体液の調整、電解質の調整ができなくなり、血液を増やす役割のエリスロポエチンの生成が出来なくなり貧血になります。
血圧の調整するホルモンのレニン、キニンなどの分泌もわるくなり血圧は上る可能性があります。
カルシウムの調整も悪くなり骨が弱くなり骨折しやすくなることもあります。
慢性腎臓病の多くの原因は前にもお話ししましたが、糖尿病、糸球体腎炎、高血圧、腎硬化症、生活習慣病などとされておりますが、近年糖尿病の患者数が半数を超えているのも事実です。
次回、12月は腎臓に関する検査をお話ししたいと思います。

宜しくお願いします。
看護師    小池洋明