いりたに内科クリニック

受付時間
平日:8:50〜12:30/14:50〜18:30
土曜:8:50〜12:30/13:50〜16:00
休診日:日曜・祝日

いりたに内科クリニック

方南町駅3b出口となり

現在の混雑状況およびご予約はこちらから

医師の募集案内

医師の募集案内

いりたに内科クリニックでは医師の募集をしています

<在宅診療医師募集>
<呼吸器専門医募集>
<神経内科(脳外科)専門医募集>

当院はクリニックのベンチャー企業と自負しており、様々な取り組みを行っています。
今回、外来部門、在宅部門に加え、法人事業部(健診事業)を設立したため、常勤医を募集致します。
単体クリニックとしては珍しく、過去には17名の医師が在籍していたこともあり、先生方の働きやすい環境を構築してきました。
外来は症例数が非常に多いため、専門分野のスキルアップはもちろんのこと、無理なく小児から専門外まで幅広く対応できるスキルが身につけられます。
また今後は必須スキルになると思われる「在宅分野」も不安なく経験できる環境があります。
当法人の教育方針は、「AI技術が発達し、例え医療人の需要が減ったとしても、選ばれ続ける人材育成」を目指しています。
医療技術もさることながら、患者の心をつかむ技術を身につけ、仕事はサクセス、プライベートはハピネスを実現させてください。
(2020年10月)

1医師としての手応えと
総合診療力を身につける
環境を提供
専門的な診療はもちろんのこと、
家庭医として、様々な
プライマリーケアも行えます
2子育て・家庭と
仕事の両立も可能
患者さんとクリニックのために
努力・貢献していただいた先生には、
その努力が実になるよう成果報酬型を取り入れてます。
3自己成長を
最大限応援する
環境を提供
補完代替医療、イベント運営、
マーケティングなど
医師+付加価値を身につけられます
矢印

スタッフ全員、強みを活かした活動をしているため、
忙しい中にも充実感があります。
自己犠牲を強いられることなく、新しい事にどんどんチャレンジできます。
クリニック・法人が大きくなっていくため、あなたの力を貸してください。

理事長からのメッセージ

この先生に診てもらいたい

入谷栄一院長
理事長 入谷 栄一

こんにちは、入谷です。
私の目指すゴールは医者になったことではありません。
「たまたま近くにあるから」、「薬だけもらえばいいから」など、資格があればどの先生でもできる事を主力としたくないと思っています。たくさん勉強して医師となった以上は、「この先生にずっと診てもらいたい」、「先生と会うだけで安心」と言ってもらえる医師になりたいと思っています。

生死をさまよった経験から

私は、医療という仕事が本当に好きで、親の跡を継がずに医者になりました。
私自身、青春真っ只中、喘息により生死をさまよった経験を持ちます。そのため患者さんの辛い気持ちがよく分かります。また大病を克服して医師として活動できるのは、不安な時にいつも安心感を与えてくれるお医者さんとの出会いでした。このような経験から同じように苦しんでいる人を一人でも何とかしてあげたい、これが私が医療という仕事を好きになった理由です。

いろいろと経験を積ませてもらった

大学を卒業してすぐに東京女子医科大学第一内科に入局しました。ここでは感謝できないほどの経験をさせて貰いました。研究・診療・後輩の指導を通して、人間形成が構築できたように思います。医者人生で倒れるくらい働いたのもこの時期でなかったでしょうか。月に数回しか家に帰らず、ほとんど病院に寝泊まりしていた時代です。
ここで常に心がけていたのが、患者さんとの"絆"と"信頼感"です。この心がけにより、私個人ではなし得ない事を任せられるようになりました。
誰もが知っている大企業のTOPから経営の話しや人生観を学び、サプリメントや様々な代替療法も学んだ時期でもありました。

在宅診療への目覚め

入谷栄一院長

大きな病院で行われている、臓器別(例えば、糖尿病は内分泌内科、胃腸疾患は消化器科、高血圧症や心臓は循環器科など)の診療は私のやりたい診療とは少し違うかもしれないと感じるようになりました。
専門は呼吸器内科、アレルギー科ですが、専門医として診療もでき、家庭医的な役割も担える医師が一番しっくりきます。
そうした思いから在宅診療にも携わってきました。
在宅診療ではご本人のみならず、患者さんを支える家族のケアも重要です。病人だけをみるのではなく、家庭をみる事にやりがいを感じています。表面的な医療ではなく、家族ぐるみの医療は自分にとって最もやりたい医療だと思っています。
全人的医療を心がける医師として、様々な病気を持った患者さんに対して応急処置的な対応も行います。専門的な検査や専門の医師に紹介する必要がある場合は、病院や医師に紹介するための知識と横の繋がりが必要です。私はこの点を大切にしたいため、研究会や勉強会に積極的に参加しています。

失敗は「やらなかったこと」と痛感

一度きりの人生、自分は死ぬ時に「ああしておけば良かった」と後悔をしたくありません。失敗は「やらなかったこと」であり、やったことに失敗はないと考えています。
だから、やりたいことがあったらやると決めています。
そう強く思うようになったのは、大学病院でがん治療の中心的一員にあった際のことです。
現役でつい最近までバリバリと働いていた人が、突然働けなくなるのです。人生設計が大きく変わっていく様子を目のあたりにしていきました。
死期を察している人が、人生の失敗談は笑顔で話されますが、「ああしておけば良かった」とやらなかったことは後悔していました。
そこから人間は、やって失敗したことは最後は笑い話になる。しかしやらなかったことは後悔になると学びました。
人生の幕はいつ閉じるかわからない。時間は限られている。だからこそ、仕事に全力で取り組むと決めました。
そんな人生を、全力で取り組んでいる人と一緒に共有したいと思っています。

仕事を通じて何を得たいですか?

入谷栄一院長

仕事を通して何を得たいですか?
お金、成長、人間関係、自己実現、社会的地位・・・人によって色々あると思います。
いりたに内科クリニックは「成長」を一番にあげてくれる方にとって、居心地のよいクリニックでありたいと思っています。
もちろん結果を出してくれた方には、給与に反映されるシステムを導入しています。
結果を出せる医師は「成長」を一番に挙げることが多い印象です。
患者さんに提供する確かな医療技術の上に、患者さんの満足があります。
またその先に繁栄があり、一人ひとりに報酬として還元されるものだと考えます。
医療に関する知識や技術はもちろん、チームとして最高の成果をあげるためのマネジメント力、患者さんに選んでもらうためのマーケティング力、患者さんに喜んでもらうためのサービス力の向上には勉強が必要不可欠。だからこそ、一番問いたいのは「成長したい」という意志です。

「いりたに内科クリニックを小さい診療所から大きくしてやろう」と思って頂ける方の“行動"をお待ちしております!

  • いりたに内科クリニックがニューヨークタイムズに紹介されました
  • スーパードクターにて特集されました
  • 日経リーダーズボイスに掲載されました

採用について

勝榮会でご活躍いただきたい医師像

  • 勝榮会のミッションビジョンに共感できる
  • 外来・在宅医療に興味がある
  • 様々なことを学び続けたい意欲がある
  • コミュニケーション能力がある
  • 多職種チーム医療に貢献できる

募集科目

外来と在宅兼務
勤務形態 常勤(週3.5~4日)
募集科 内科系(呼吸器、神経内科、糖尿病内科優遇)
採用日時 随時(応相談)
給与 出来高制(最低保障給あり)
給与の条件については、委細面談にて相談の上、決定致します
勤務時間 月~金 9時~19時 (うち休憩2時間)
土 9時~16時30分 (うち休憩45分)
休日 応相談
資格等 臨床経験5年以上
備考 土曜日は必須勤務(1日としてカウントします)
火、水、金の1日もしくは半日ですとありがたいですが、こちらは相談できます
お問い合わせ お問い合わせはこちら

人材紹介会社より当院が紹介されました

医師紹介会社より、数ある病院の中から、当院の取り組みを取り上げて頂きました。

※以下記事を引用

今回は、東京都杉並区にある「医療法人社団勝榮会 いりたに内科クリニック」の入谷 栄一 院長とのインタビュー記事をお送りいたします。

① 東京都内在住もしくは都内への転居をお考えの先生
② 総合病院でのご勤務に疲弊している先生
③ 今後は総合診療力を磨きたい先生
④ 訪問診療に関心があるけど1歩が踏み出せない先生
⑤ 仕事とプライベートのバランスを大事にしたい先生

には、必見の内容となっています。

営団地下鉄丸の内線の方南町駅を降りて徒歩1分。
アクセス抜群の「いりたに内科クリニック」。
お忙しい診療の合間を縫って、昼休みにお邪魔させていただきました。

※以下、インタビュアー O:(イ)、院長:(院)

(イ) 入谷先生、こんにちは。患者さんが多いですね~。
地域の皆様の信頼を感じます。

(院) いや~お待たせしちゃってすみません。
本当に毎日多くの患者様に来院頂き、心から感謝しています。

(イ) 今は2診体制ですか?

(院) そうです。外来は2診体制で、その他、訪問診療もしております。

(イ) 私は入谷先生に何度もお目にかかり、先生のお人柄なども何となくは理解しておりますが、実は本日お伺いするにあたって、クリニックのホームページをじっくり拝見させて頂きました。

率直に言って、患者さんが多い理由がよくわかりました。
患者目線に立った言葉のセレクト、そして医療人としての入谷先生の熱い想い!
それらがヒシヒシと伝わってくる素晴らしいサイトだと感じました。

(院) ホントですか? Oさんにそう言ってもらえるのは嬉しいなあ。
きっと何百、何千という医療機関のサイトを見ているだろうし、その中でも当院のホームページに何かを感じてくれたなら、それは有難いことです。

(イ) わかりやすさがありますよね。
トップページに「何科に行ったらよいのだろう?」と、まさに患者さんの言葉が書かれていて、「体調で困ったら、適切なアドバイスを致します」と、診察云々ではなく、かかりつけ医として地元に密着しようという先生の思いが表現されていますよね。

(院) 今までそういう患者さんの言葉を何度も聞いてきましたからね。
私は、患者さんの来院動機が、「たまたま近くにあるから」とか、「薬だけもらえればいいから」ではなく、「この先生にずっと診てもらいたい」とか、「ここに来れば安心」という理由になることを目標にして、当院を経営してきたんです。
その為には、職員一同が地域の皆様に安心して頂けるクリニックになるために、日々改善をしていかねばなりませんし、このようにクリニックから情報発信を丁寧に行う事が大切だと考えているんです。

(イ) 素晴らしいですね。入谷先生のご専門は呼吸器内科ですよね?

(院) そうですね、私自身は呼吸器内科の専門医でもあり、総合内科専門医、アレルギー専門医でもありますが、専門にとらわれることなく、内科医としてひと通りの手技やスキルを学んできました。
さらに救急医療、できる範囲での皮膚科、整形外科、泌尿器科などのマイナー科のほか、がん治療など最先端医療まで様々な経験を積んできました。
平成13年からは訪問診療にも携わり、オールマイティーな診療を心掛けています。

(イ) 現在、標榜されているのは、内科・呼吸器内科・アレルギー科・循環器内科・皮膚科ですね?

(院) はい、複数の医師が在籍していますので、それぞれ専門的な治療ができる体制を整えています。
現在は、呼吸器内科、アレルギー科、消化器内科、循環器科、神経内科、皮膚科の専門医が在籍しています。

(イ) サイトでは「長引く咳はご相談ください」とあり、呼吸器専門外来で月間1000人以上の咳患者さんを診察しているとありましたが、入谷先生のご専門である呼吸器内科を中心にしながらも、幅広い疾患に対応されているのですね。

(院) 私たちは、地域の患者さんの医療ニーズに応えていかねばなりません。
ここ杉並区は23区の中でも昼間人口がわりと多い地域なのですね。
ですから、どんな症状の患者さんが来院しても診察できるように、今後も様々な専門を持つ医師と一緒にやっていきたいと考えています。
また、大きな病院との差別化で午後や夜間でも専門医に診てもらえる体制は重要と考えています。

(イ) 益々のご発展を心から応援しますよ。
でも、開院して、ここまで来るには様々なご苦労があったのではないですか?

(院) 確かに苦労はありましたが、これだけ多くの患者様にご来院いただき、スタッフもモチベーション高く働いてくれていますので、そう大きな苦労とは言えないと思ってます。

(イ) すると現在も経営は順調であり、入谷先生の掲げる地域のホームドクターでありたいとか、患者さんのニーズを満たす総合クリニックを目指したい、という目標に向かって邁進されているという事ですね!?

(院) はい、邁進はしていますけど、正直悩みもあります。
その最も足るものが同じ理念に共感した医師の採用です。
それでOさんにもご相談をさせて頂いておりますので。

(イ) は・はい、重々承知しております。
現在はどんな先生を募集されているんですか?

(院) 絶対条件が、当院の理念である、「安心」と「幸せ」を届けることが大切だと思ってくださる先生であることです。
患者さんに安心を届けることは当然ですが、チーム全体に対しても同様です。
チームの土台が「安心」で成り立つからこそ、働いでくれる先生も「幸せ」になると考えています。

欲を言うと「成長」に興味がある先生ですと嬉しいです。
当院では複数の専門医が在籍するため、専門外の分野でも、働いているうちに同等の知識が身に付きます。
在宅医療のスキルも然りです。
今までたくさんの先生にご入職して頂きましたが、スキルを身に付ける事ができる先生は共通して「成長」を意識しています。
ぜひ何でも診ることに抵抗のない先生にお越し頂きたいです。

(イ) なるほど。「安心」がキーワードですね。
やはり患者さんの支持が厚いでしょうから、医師を増員して、医療法人としてもさらなる発展をしていきたいという事ですよね?

(院) そうなんです。現在は2診体制ですが、近い将来5診体制くらいのクリニックにしたいと思っています。
だからこそ当院のミッション・ビジョンに加え、スタッフが作ったバリューに共感して下さる先生方に、「是非とも一緒に働きましょう」とお伝えしたいのです。
将来的に独立開業を目指す先生には盛業するノウハウをお伝えしますし、当法人の分院長としてご活躍して頂く事も考えています。
それ以外にも海外進出も念頭に入れておりますし、多様な展開を検討中です。
医師としてのやりがい、この先生にずっと診てもらいたいと思われる環境作りを私自身は提供してまいります。

(イ) お話しを聞いていると、つい私も応募しようかな?と考えちゃいます。医師ではありませんが(笑)。
とても魅力的だと思いますが、逆にご入職される先生方にクリニックが与える事のできるものって何でしょうか?

(院) なかなか難しい質問ですね(笑)。
仕事を通して何を得たいか?というのは個々それぞれですし、先生方によっても相当に異なると思うのです。
お金、成長、人間関係、自己実現、社会的地位など、様々だとは思いますが、当院はご自身の「成長」を優先する先生にとって居心地の良いクリニックでありたいと考えています。
もちろん結果を出してくれた先生、貢献度の高い先生は、その頑張りを給与に反映するシステムを導入しています。
また医学知識や技術だけではなく、チームとして機能すべくマネジメント力を高めたり、患者さんにまた来院して頂いて満足していただくファン作り力など、医療分野以外でも成長ができます。
来ていただく先生に成長の機会、チャンスを提供したいと考えております。

(イ) 入谷先生、今日は長時間有難うございました。 よく大学病院や自治体や民間の急性期病院で働き続け、ハードな勤務に疲弊して、夜間帯に仕事のないクリニックで働こうと転身する先生がいらっしゃるのですが、得てしてこういう先生は外来のみの仕事につまらなさを感じてしまったりするものです。
しかし貴院では、その先生の専門を活かしながら診療の幅を広げる事ができ、また昨今必要とされるスキル、マネジメントやマーケティングについても学べるなど、充実した日々が送れそうですね。

(院) はい、そうありたいと常々思っていますし、まだ課題はありますけど、ご入職いただける先生方の為に、私自身も、クリニック、そして法人としても、さらに成長していきたいと思います。

(イ) 当直から解放されたい…、QOLを高めたい…、過重労働から抜け出したい、急性期病院はもう疲れた…、ワークライフバランスを求めたい…、
このようなご相談を受ける事は私自身も多いのですが、実際にクリニックで勤務してみると物足りなく思ってしまう先生も少なくありません。
しかし「いりたに内科クリニック」であれば、視野が広がり、多様な経験を積む事もできますので、良い学び、そして充実感溢れる日々が手に入りそうですね。

今回の面談は、私にとっても非常に勉強になりました。
入谷先生の志、熱き思いは強く、大きいものですが、それだけではなく、入職される先生の事をこれだけ考えて、共に成長しようという姿勢は素晴らしいです。頭が下がります…。

某企業様の会報誌に掲載されました

「日本横断名医リレー」

Q1.先生が呼吸器内科を志したきっかけはどのようなことですか?

A.私自身が3歳から喘息患者でしたので、将来は呼吸器の医者になりたいという気持ちがありました。小学生の時が一番ひどく入退院を繰り返して、命があることが珍しいぐらいの重症喘息でした。いまから30~40年前は良い薬がある今とは違い、経口ステロイド薬などしかなく本当に薬漬けで入院しているのが殆どという状況でした。以来、喘息との付き合いは患者としての期間も含めると43年になります。
医者になる前に整体師をやっていまして、症状が良くなってから医学部に入り直しているので、ストレートな進路ではありません。学生時代は喘息で勉強など全然できず、親には、まずあなたは生きてさえいてくれればありがたいと言われて育てられてきたので、そこがスタートなんです。
今のように良い治療薬もあれば医者にはなっていなかったかもしれません。
辛い思いをたくさんしてきましたので、患者さんの気持ちが分かるという部分は自分の強みかなと思いますね。自分が重症患者だから進んだというのが私の呼吸器内科医としての始まりです。

Q2.呼吸器内科医として活躍されている人生で、最も忘れられない患者さんとのエピソードを教えてください。

A.研修医の時から在宅診療(家庭をまるごと見る)というところに興味がありました。患者さん本人が苦しいのはもちろんなのですが、それをサポートする家族のケアもしていかないといけないと思ったときに、最初から喘息だけをやるのではなく、在宅で家庭を丸ごと見ようと決めていました。
それに加えて大学病院では肺がんチームに加わっていました。呼吸器内科医として最も忘れられないエピソードというのはやっぱり肺がんの患者さんです。
色々な層の患者さんを診ていく中で、上場企業を経営されている方や、国の仕事にかかわられている方なども受け持っていました。そうした方々とお話をしていくと、失敗談は皆さん笑って話されるのに対して、やらなかったことに対してはこうしておけばよかったと後悔される方が多かったんです。例えば仕事は上手くいっていたけれど家庭は顧みていなかったことなど。そういう話を聞く中で、やれることは全部やっておいた方がいいと思うようになったことが私の最強のエピソードですね。
やらなかったことに対しては、凄く後悔するんだということが分かった時から私も少し変わって、良いことは広めないといけないと思うようになり、大学に残りながらも『病気が消える習慣』という本を出しました。
肺がんのチームに入って、色々な人とお話しする中で、後悔が無いように仕事をしていこうと思ったことが一番強烈なエピソードになります。

Q3.先生が喘息・COPDの診断・治療でどのようなことを心がけていたり、気を遣っていらっしゃいますか?

A.例えば、COPDで煙草を吸っている人は禁煙しないまま外来を受診されることはめずらしくありません。ただ、私は初対面の患者さんに、煙草をやめるようには無理には言わないようにしています。吸ってはいけないと本人が一番分かっているわけですから。いきなりガイドライン通りに煙草をやめて、吸入薬を出すというのは、オーソドックスな治療なのかもしれませんが、患者さんはそれを期待して来ているわけではなく、まずは息切れや咳の症状をとってほしいのだと思っています。
COPDで来た患者さんには、この人は何を望んで私のところに来たのかを考えるようにしています。頭ごなしに本人が分かっていることを言っても、患者さんはよくなりません。
ですからCOPDは患者さんが何を望むかを考えながら、咳や痰、息切れを少しでもとってあげることを通じて信頼関係を築き、そこからだんだん禁煙指導などをしていく方に持っていくようにしています。
喘息はいかに長くお付き合いできるかが凄く勝負だと思っています。数週間とかで症状が改善しますので、その短い時間の中でしっかり信頼関係を作っておかないと途中離脱が起こってしまいます。ですから、喘息に対しては症状をすぐに改善してあげるようにしています。そして、しっかり治してから薬を減らしていくということを長期的にしないといけないと思っています。

Q4.治療によって症状改善がみられた喘息もしくはCOPDの患者さんの声で、先生が一番記憶に残っている思い出を教えてください。

A.在宅で独居の重症COPD患者さんでなかなか厳しい状況下にあり、急性憎悪を何回も起こすことが多い人がいます。患者さんのところへ私が頻回に行けたとしても、滞在時間は20~30分ほどです。24時間の内の20~30分で、重症のCOPDの患者さんを在宅で治療していくのはなかなか難しい。
人工呼吸器も入院すれば当たり前のことですが、独居の家で入れることは大変です。家族も手伝ってくれる人もいない。24時間そばにいられるわけでもありませんしね。病院ですること以上の治療を在宅でやるということは大変なことだと思います。在宅治療は結局のところチーム連携で、人工呼吸器を入れるにしても患者さん本人だけではできませんので、看護師さんやヘルパーさんが定期的に訪問し、夜間でもサポートを行っています。
病院であれば当たり前のことも、家庭にいながら病院と同じまたはそれ以上のサポートをすることは非常に難しい。ですから在宅の方の呼吸器の診療は、医者としての深みが増すと思います。道具があっても手伝う人がいないという状況は相当に力が付く、この経験は非常に強みになると思います。

Q5.先生にとって呼吸器疾患の治療を一言で表すとどのような言葉になりますか?

A.花粉症や喘息などのアレルギー疾患は寛解はしますが、すぐに完治ということはありません。ですから、呼吸器疾患の患者さんにとって、私は生涯の主治医だと思っています。一度治っても数年後や十数年後に再燃することも珍しくないので、喘息やCOPDなどの呼吸器疾患は一度引き受けたら、自分が一生診ると覚悟をしています。今回は治まりましたが、また症状が出てきたら病院に来てくださいね、と必ずアドバイスしますね。
アレルギー疾患は風邪とは違って、個人の体質などもありますので、呼吸器疾患の治療を一言で表すなら「生涯の主治医」だと思っています。

(2020年8月)