2026年、日本で麻しん(はしか)の感染者が急増しています。
2026年4月15日時点で国内報告数は299例にのぼり、前年同時期の約3.8倍に達しました。
「子どもの病気」というイメージがありますが、大人でも重篤になる感染症です。
ご家族を守るために、正しい知識とワクチン接種について知っておきましょう。
麻しんは「麻しんウイルス」による感染症で、感染力が非常に強いのが特徴です。免疫を持っていない方が接触すると、ほぼ100%発症すると言われています。
感染から約10日後に、発熱・咳・鼻水・目の充血といった風邪に似た症状が現れます。その後2〜3日で一時的に熱が下がりますが、再び39℃以上の高熱が出て、全身に赤い発しんが広がります。
⚠ 合併症に注意
肺炎・中耳炎を起こしやすく、1,000人に1人の割合で脳炎を合併します。先進国でも1,000人に1人が亡くなる可能性がある、重篤な感染症です。
麻しんは「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」の3つの経路で広がります。同じ空間にいるだけでも感染するリスクがあるため、人が多く集まる場所では特に注意が必要です。
現在、国内感染者の約半数で感染源が不明です。日常の外出・公共交通機関の利用中にも感染するリスクがあります。
麻しんに対する特効薬はなく、治療は症状を和らげる「対症療法」が中心です。そのため、事前のワクチン接種が最も確実な予防法となります。
流行を防ぐには、地域全体の2回接種率を95%以上に保つことが必要です。「自分は大丈夫」ではなく、ご家族みんなで接種歴を確認してみてください。
📋 まとめ
麻しんは感染力が非常に強く、2026年に国内で急増しています。発熱・発しんのほか、肺炎や脳炎を引き起こすこともある重大な感染症ですが、ワクチン2回接種でしっかり予防できます。お子様やご家族の接種歴をこの機会にぜひご確認ください。ご不明な点はお気軽に当院スタッフにお尋ねください。
※ 本記事は一般的な医療情報を提供するものです。症状が心配な場合は必ず医療機関にご相談ください。
