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高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症(痛風)

尿酸が過剰に産生したり、腎臓での排泄が低下したりすることで、血中尿酸濃度が高くなり、7.0mg/㎗以上になると高尿酸血症と呼ばれます。尿酸の結晶が足の親指の付け根や足首に沈着すると、関節が痛くて歩けないほど真っ赤に腫れ、痛風をおこします。

症状

我慢しきれない程の激しい痛みから始まります。部位は主に足の親指の付け根の関節、足首の関節、アキレス腱、膝や肘の関節です。人によっては、発作直前にムズムズ、ピリピリなどの前兆を伴う場合があります。通常、痛みは最初から激痛で始まり、1日以内にピークに達します。この激痛は、そのまま我慢して放置しても、軽いもので3日、ひどいものでも10日もすると自然に軽快しますが、高尿酸血症を治療せずに放置すると必ず発作が再発します。

原因

食生活や運動不足からくる、メタボリックシンドロームの人は尿酸値が上昇しやすいです。しかし中には肥満やお酒を飲まないのに痛風になる人もおり、遺伝的関与もあります。

診断

採血にて診断します。

尿酸値を上昇させる要因

  • 尿酸が排泄されにくい体質で肥満の人。
  • 尿酸が作り出されやすい体質で過食、飲酒傾向が高い人。
  • 両方を併せ持ち生活習慣病を持つ人。

治療

発作時にはまず痛み止めを使用します。
その後、薬を使って尿酸値を下げますが、初期目標を血中尿酸値6・0mg/㎗未満にします。

合併症について

高尿酸血症は合併症に注意が必要です。以前は、痛風の死因のトップは腎不全でした。近年、高尿酸血症の早期診断・早期治療が行われるようになり、重症な腎障害は減少してきましたが透析になる人は減少していません。