いりたに内科クリニック

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心筋梗塞

心筋梗塞

冠動脈の血流が完全に閉塞すると心筋細胞は壊死します。これが急性心筋梗塞です。冠動脈の血流が完全に途絶えても、心筋細胞はすぐには壊死しません。完全に血液が途絶え、心筋細胞に酸素が届かない状態が20分以上続くと、心筋細胞は元に戻らなくなり、その後、血流が回復しても、細胞は生き返らないか、一部生き返っても障害を残してしまいます。したがって、心筋細胞の多くが壊死する前に、できるだけ早期に閉塞した冠動脈を再開通させる治療を行うことが大切です。

原因

冠動脈の内膜に冠動脈攣縮(れんしゅく)などが発生し、動脈硬化部位の弱い場所に亀裂が入ったり、血管の内膜を覆っていた内皮細胞がはがれたりすると、その組織を修復しようと、血液の凝固を進行させる血小板が集まってきます(血小板凝集)。これらの作用が急速に進行し、冠動脈内で急速に血栓が形成され内腔が閉塞します。

危険因子

糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙が4大因子で、その合併により危険度は増します。また、精神的ストレス、運動不足も重要な危険因子とされています。

診断

急性心筋梗塞は症状、心電図、血液検査データの3つの項目により診断されます。特に症状と心電図からの診断が重要です。

治療

流れにくくなっている、または詰まっている冠動脈の血流の再開が予後を左右します。そのために、迅速な処置が必要になります。
その後の治療としては、心筋梗塞後の合併症の抑制はもちろん、動脈硬化の進行を進ませないように高血圧・脂質異常症・糖尿病などを治療し、また禁煙、適正体重の維持、適度な運動などを心がけることによって、危険因子を可能な限り減らすことが重要となります。